資産運用の相談

資産運用は、貯蓄と投資を組み合わせて行います。

貯蓄：預金（一般の銀行）や貯金（ゆうちょ銀行）にお金を預けて運用すること。増やすよりも貯めることに重点が置かれていて、運用の成果については最初の時点で決まっているものが多い。

投資：投資信託や株式、外貨建て商品、FXなどの商品を使ってお金を運用すること。貯めるよりも増やすことに重点が置かれていて、運用の成果については、投資環境などによって左右されるので予測が難しい。

ところが、資産運用に投機を入れている場合も見られます。

投機：いわゆるギャンブル。サイコロの丁半博打やルーレット、先物取引などが代表例。バイナリーオプションなど金融商品を使ったものもあるが、結果は運に左右されることがほとんどで、投資とは異なる。法則性がなく、運用の成果を全く予想することができない。一発逆転を狙って手を出す人が多い。

投機は遊びの範囲内で行うもので、資産運用には向きません。ところが、「お金が増える」とか、「いくら儲かった」といった話を聞くと、そこに興味を持つのが人の常です。ただ、明確な目的をもってお金を増やす資産運用とは一線を画さないといけません。

資産運用で大事なのは、お金を「いくら」貯めたいのか、おかねを「いつまでに」貯めたいのかということです。

例えば、５年後に1,000万円の高級外車を買いたいという場合、毎月16.7万円ずつ貯める必要があります。ただ、これを３％複利の商品で運用した場合、毎月の金額は15.7万円ということになります。これが時間と金利の力です。

これがわかると、目標が立てやすくなります。資産運用は目標からの逆算が大事になってきます。

一方で、毎月の積立額が厳しい場合、目標を修正することができます。

・5年後にどうしても欲しい→車のグレードを落とす

・高級外車がどうしても欲しい→目標を後ろにずらす（例えば8年後にする）

両方に共通→金利の高い商品で運用する（例えば５％複利の商品にする）

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